Infrastructure as a Service(IaaS)をはじめとするクラウドサービス向けの暗号化製品が充実し始めた。クラウドに貴重なデータを預ける際、データが暗号化されていれば不正に利用されずに済み、情報漏えいの危険性も抑えることができる。本稿は、クラウド向け暗号化製品の最新動向を示す。 関連記事 クラウド活用時に考慮すべき7つの課題とその対策~認証・暗号化編~ パブリッククラウド調査結果、セキュリティが不安な一方で3割は導入に前向き 製品の現状:データセキュリティへの関心の高まりで製品が充実 クラウド向け暗号化製品が登場した背景には、クラウドのデータセキュリティ対策に関する関心の高まりがある。例えば、トレンドマイクロの米国法人が2012年8月に発表した調査結果によると、半数以上の53.6%が、クラウドサービスの採用を思いとどまる主な理由として、データセキュリティを挙げている(