クラウド事業者などから導入がはじまったSDN、携帯キャリアの採用時期は キャリアで採用と言っても、どちらかというと上位サービス向けでしょうね。つまり、キャリアネットワークへの採用ではなくて、キャリアが自身で提供するOTTサービス向けのネットワークとして。OTTサービスはトレンドの変遷が激しいためサーバ装置の入れ替えが頻繁になり、旧サービスから新サービスへのマイグレーションの時には必ずパス切り替えが問題になりますが、そうした部分を簡便に、かつ、いっせいに切り替えできるのがSDNの利点。一方、キャリアネットワーク、たとえばLTEのEPC網やRAN網にSDNを使えるかというと、これは当面無理です。何しろ、扱うデータ量が圧倒的に多く、遅延やロスに対する要求も極めて厳しい。テラbps単位の帯域に加えてエンド-エンドのパケット送達でミリ秒単位の高度な要求仕様を持つキャリアネットワークに対して、まだまだ