ソフトバンクの孫正義社長は6日、都内で報道陣の取材に応じ、米アップルのスティーブ・ジョブズ会長の死亡がソフトバンクの経営に与える影響について、「今は(ジョブズ氏が)亡くなったことの悲しみの方が大きい」と述べた。 その上で、ジョブス氏からアップルの最高経営責任者(CEO)職を引き継いだティム・クック氏と4日に米国で会ったことも明らかにした。クック氏は面会後、ジョブス氏に会いに行き、「(ジョブズ氏は)いつまでたっても俺のボスだから。社に来る機会は減ったけど、製品の細部まで指示して困るよ」と冗談交じりで話していたという。 またジョブズ氏による製品について、「彼は常に2世代先の製品を陣頭指揮して開発を進めていた。4Sもそうだが、さらに次まで仕込んでいるので、終わった後も彼が陣頭指揮した作品は出てくる」と述べた。アップル、カリスマ失い最大の試練