千葉県銚子市の市政が混乱の極みに陥っている。 銚子市立総合病院の診療休止をめぐり、市長リコール(解職請求)が住民投票で成立したことに伴う出直し市長選は、17日で投票まで1カ月。リコールで失職した岡野俊昭前市長(63)と、元同市長の野平匡邦(まさくに)氏(61)が16日に相次ぎ立候補を表明し、これで計4人が名乗りを上げた。20日にはリコール推進派の石上允康(みつやす)市議(63)も出馬を表明する予定。「病院再生」を争点に、新たな銚子のかじ取り役を決める争いは乱立の様相を呈している。 「病院再生」争点に乱立模様 銚子出直し選 産経新聞2009.4.16 銚子市の市民病院の閉鎖問題は、昨年秋、全国的に話題となった。財政再建の過程にある夕張市での特異な事例と思われた公立病院の存続問題が、この後、銚子市だけでなく、大阪府松原市など全国的に広がっていく。 銚子の場合だと、岡野前市長(病院を公設民営)、