本田技研工業は2007年12月11日、同社の青山本社のロビーで2足歩行ロボット「ASIMO」の試験運用を開始すると発表した。ASIMOの役割は、来訪者を案内して、飲み物を運ぶこと。そのために人を認識して道を譲る、飲み物のトレイを持ってテーブルに置く、自動的にバッテリーを充電するといった新機能を搭載した。以前は展示会などでの見せ物でしかなかったロボットが、いよいよ人間と同じ生活空間で働き始めた。 来訪者を出迎えるために、予約の時間がくると受け付けの前で待機。来訪者が来ると、挨拶をしたうえでテーブルまで誘導する。テーブル上のディスプレイで来訪者が飲み物を選択すると、飲み物を喫茶コーナーからトレイに入れて持ってくる。注文が複数ある場合は飲み物をワゴンに乗せて運ぶ。 従来は交換式のバッテリーを使っていたが、連続稼動できるように、自動充電機能を搭載した。バッテリーの残量が少なくなったら、自動的に充電
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