8月30日、NTTドコモはスマートフォン2機種「HT1100」「F1100」を発表した。詳細は一連のレポート記事に譲るが、この中で注目なのが、HTC製の「HT1100」である。 “画面を指でタッチ”する携帯電話 HT1100はタッチパネル液晶を用いたユーザーインタフェース(以下、UI)である「TouchFLO」を搭載。本体をスライドすればダイヤルボタンが表れるが、基本的な操作は“画面を指でタッチ”することで行える。HTCはTouchFLOによって、これまでビジネスユーザーやリテラシーの高いユーザーに偏っていたスマートフォンの利用者層を、コンシューマー層にまで広げる考えだ(9月1日の記事参照)。 一方、携帯電話の世界で“UIによる革新”に火をつけたのは、今年6月に発売された米Appleの「iPhone」である。こちらはダイヤルキーなど物理的なボタンをすべて排し、タッチパネルのみで操作する。M