米Googleが4月13日(現地時間)に発表したオンライン広告企業の米DoubleClick買収を受けて、ライバル企業の米Microsoft幹部が短い声明文を出している。それは、Googleによるオンライン広告事業の専制を危惧するものだ。 米Microsoftシニアバイスプレジデント兼ゼネラルカウンシルのBrad Smith氏は4月15日(現地時間)、GoogleのDoubleClick買収発表を受け、次のような短い声明を発表した。 「ここで提案されている買収は、オンライン広告配信ならびに、ユーザーのオンライン上での挙動監視で膨大な量の顧客情報にアクセスできる点、GoogleとDoubleClickのコンビに空前絶後の権限を与えるという点で、深刻な競合問題とプライバシー上の問題を巻き起こすことになるだろう。政府機関が求める健全なオンライン広告市場に対し、今回の合併は閉じた市場を模索するもの