ちょうどユースケース図をかいているところなので、ユースケースをかくときの思考パターンを紹介する。 会社では出入管理システムというのをあちこちに納入している。要は、カードリーダや指紋などで認証すると錠が解錠されるとか自動ドアが開くとかして入室/退室できるという、よくあるシステム。ドアとドアの錠(または自動ドア)と、ドアの両側にある認証機器をひとまとめにしてゲートと呼んでいる。ホストコンピュータからは、遠隔操作でゲートの開閉を行ったり、認証機器の有効化や無効化ができるようになっている。(この程度の話なら会社の製品紹介でも分かる範囲なので、ここに書いても問題無いだろう) 例えば、このシステムについてのユースケース図をかくとする。ユースケース図をかき始めたころは、思いつくままにたくさんの機能をユースケース図にかき出していた。例えば、出入管理システムの場合だと、 「ドアの開閉状態を表示する」 「錠の