ニュージーランドの海岸に流れ着いたコウテイペンギン=21日、AP ウェリントン動物園で24日、獣医師の診断を受けるコウテイペンギン=ロイター 南極に生息するコウテイペンギンが、約3千キロ離れたニュージーランドの海岸に現れた。迷子になって、流れ着いたようだ。だが、慣れない土地で石や砂を大量にのみ込み、体調を崩してしまった。地元の医師が内視鏡手術を施すなど懸命の救助活動が続いている。 ペンギンは20日、首都ウェリントン近くの海岸で立っているのを住民が発見。住民たちは「ハッピー・フィート」と名付け、珍客の訪れを歓迎していた。だが、数日後に体調を崩し、近くのウェリントン動物園に保護された。 コウテイペンギンは南極圏にのみ生息しており、同動物園の獣医師長、リサ・アルギラさんの話では、同国で確認されたのは1967年以来2例目。3歳半ぐらいのオスとみられる。漂着の理由は推測するしかないが、「氷河に