はじめに 最初に申し上げておきたいことは、 本記事は、ある当事者性を抱えながら生きている方たちの その現実を否定したり、批判したり、無いことにしたりという いわゆる差別や偏見を目的としているわけではないということです。 そうではなくむしろ、 あまり知られていない、あるいは「そんなことはない」と 否定をされている「女装男性」の当事者性について、 当事者の言葉を引用し、それらが社会的に認知されていない、 あるいは誤解されていることによって、 議論のすれ違いや認識のズレが起こっているということを 確認することができればと思っています。 読者の皆さまにおかれましては是非、 ご自身の先入観