時計仕掛けのアップル | TarZの日記 | スラド本日の日経産業新聞に妙な記事が載っている。 いわゆるMEMS技術で微小なゼンマイを多数作り、外部の振動でゼンマイを巻いて電力に変換しようという代物で、タキオンなる会社が来年度の実用化を目指しているという。単なる発電機構としてだけでなく、ゼンマイにエネルギーを貯めることでリチウムイオン電池代替を狙っているらしい。 検索してみたところ、NEDOの「2010年度 新エネルギーベンチャー技術革新事業」(PDF)にも採択されている。 クォーツ腕時計くらいなら振動から得られる電力で駆動する例はあるが（歩くときに腕は振りますからね）、今回のターゲットとして挙げられているのは携帯音楽プレイヤー。 もちろん、持ち歩くだけで充電してくれる iPod のようなデバイスが実現するなら歓迎だが、数センチ角のサイズの発電装置が外部から得られる振動程度では、さすがに発電能力・蓄電能力ともに不足しそうな気がするのだが…。
