TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」での発言などをめぐり、生中継に映った男性が司会のみのもんたさん(64)や同局に計1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。須藤典明裁判長は「発言は軽いが責任はない」とみのさんへの訴えは退けたが、同局に120万円の賠償を命じた。 訴えていたのは都内のゴミ収集業の男性会社員。同番組は平成19年1月、バラバラ殺人事件の現場前から生中継したが、近くで作業中だった男性は撮影を拒んだ。中継したアナウンサーは「映さないように配慮します」と応じたが、みのさんはスタジオで「映っちゃってるよ」「手首を生ゴミと一緒に出したってことは、この収集車が集めに来てるわけ?」などと発言した。 須藤裁判長は、男性側がみのさんの発言に「撮影を拒む原告をあざ笑った。遺体の一部を運んだかのような印象を与え、被害を受けた」と主張したのに対し、「発言に軽さはみら