西日本や東日本の桜は平年より遅れたものの、東北では平年より早く開花しています。 吉野山(奈良県吉野町)と高遠城址公園(たかとおじょうしこうえん/長野県伊那市)とともに「日本三大桜名所」の一つに数えられる弘前公園(ひろさきこうえん/青森県弘前市)の桜は、今年は平年より2日早い4月14日に開花する予想です。 「弘前公園の桜」にはどんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。 青森県弘前市にある弘前公園は、弘前藩主だった津軽氏の居城、弘前城の敷地に広がっています。 公園内には、ソメイヨシノを中心に、ベニシダレ、シダレザクラ、ヤエザクラ、コヒガン、オオヤマザクラ、ベニユタカなど52品種の桜がおよそ2600本、植えられています。春の弘前公園はいわば「桜の大競演」の場。心が浮き立ちますね。 一つの場所に2600本の桜があるのは、全国的に群を抜いて多いわけではありません。たとえば、湖畔に約2万本の桜が広