「堀川さんの最後の作品は僕にやらせてね」 ―― 堀川さんの「明日も頑張ろう」は、永谷さんの柱にもなっているのでしょうか? 永谷 信頼しているのは堀川さん自身ですね。もしこれが面識のない方の企画で、「これは採算が取れるかどうか」の算段だけで考えたら、仕事としては「やめよう」と言う判断になったと思います。 「アニメ制作現場を描いたアニメ」は、労力と予算を考えただけでも、ものすごく大変だろうなと想像がつきます。覚悟を決めてつくらない限りは無理ですから。もしくは「お仕事ものアニメ」だとしても、もう少しライトで、深夜アニメ向きなものにしようと判断したと思います。 でも、堀川さんずるいなと思ったのは、『これは永谷に持っていけばやってくれるだろう』と思って持ってきたところ(笑)。 ―― 永谷さんもまた、堀川さんから信頼されている、ということですね。 永谷 堀川さんは、『SHIROBAKO』で言う武蔵野ア