ギザの大スフィンクス(ギザのだいスフィンクス、Great Sphinx of Giza)は、巨大なスフィンクスの石像である。古代エジプトの古王国時代に作られ、カイロ郊外、ギザのギザ台地の、三大ピラミッドのそばにある。 一般には単に「スフィンクス」と呼ばれることも多い。現代アラビア語では「أبو الهول(Abu al-Haul)」で、「畏怖の父」の意味。発音は標準アラビア語でアブ・ル・ハウル(Abul-Haul)、エジプト方言ではアブル・ホール(Abul-Hool)となる。 全長73.5m、全高20m、全幅19m。一枚岩からの彫り出しとしては世界最大の像である。 石灰岩の丘を彫り下げたもので、四角い窪地の中に位置している。窪地を作る際に切り出された石灰岩は大スフィンクスの傍の神殿を建造する石材に使われている。 建造当時はエジプトの青銅器時代より前であり、純銅の鑿と石のハンマーを用いて、長