インドのモディ首相(画面)とオンラインで会談するバイデン米大統領(左)=ワシントンで2022年4月11日、AP バイデン米大統領とインドのモディ首相は11日、ロシアによるウクライナ侵攻などについてオンラインで会談した。米印両政府は対面式の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)もワシントンで実施した。ロシアに対するインドの融和的な姿勢に不満を募らせるバイデン政権はトップ会談で露印関係にくさびを打ち込もうと試みたが、全方位外交を掲げるインドは態度を変えておらず、対露圧力の強化につながるかは不透明だ。 接近阻止、バイデン政権の難題 「ロシアの戦争による影響をどのように管理するか、米国とインドで緊密な協議を続けていく」。バイデン氏は首脳会談冒頭でそう述べ、インドとの連携に期待を寄せた。 これに対し、モディ氏は、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで多数の民間人が殺害されたことについて「憂慮して