モロッコ北部の町フニデクで、スペイン海外領土セウタとの国境地域に集まった移民(2021年5月18日撮影)。(c)FADEL SENNA / AFP 【5月19日 AFP】アフリカ北端のスペイン海外領土セウタ(Ceuta)の海岸に17日以降、国境を接するモロッコから過去最多となる約8000人の移民が流入した。スペインのペドロ・サンチェス(Pedro Sanchez)首相は翌18日、「秩序回復」を宣言して現地へ急行。スペインはモロッコへの外交圧力を強めている。 スペイン内務省は、17日朝から8000人近くの移民がセウタに流入したが、半数はすでにモロッコに送還されたと発表。同国当局によると、男性1人が水死した。内務省によれば、スペイン政府は配備済みの警察官200人に加え50人を現地に追加派遣する予定で、さらに150人を待機させている。 スペインのアランチャ・ゴンサレス・ラヤ(Arancha Go