2022年12月7日のブックマーク (5件)

  • 「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

    こんな女性なら、結婚したいと思える、ふかわの理想の女性像とは。 「私の甘えを全部丸ごと、『かわいげ』と受け止めてくれる女性が、もし、この宇宙にいらっしゃれば。もう結局、あの手この手で甘えてるだけなんですよ。生まれ落ちた時にオギャーと泣き叫んでいた、その手法を変えているだけ。エッセイも全部、オギャーです。このオギャー、見栄や強がりを、全部受け入れてくれる方だったら、結婚するかもしれない」 ひとりで生きる覚悟を孤独の突っ張り棒にしながら、オギャーと叫び続ける。結婚しないかもしれないし、するかもしれない。すべては自由に、成り行きに任せ、漂っていたい。 「早く寝なきゃと思うと、逆に寝付けないことがありますよね。で、もう徹夜でいいやって開き直ると、スーッと眠れたりする。しなきゃという意識は、逆効果ですよね。結婚も同じだと思うんです。結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい。その

    「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
    songanman
    songanman 2022/12/07
    "しなきゃという意識は、逆効果ですよね。結婚も同じだと思うんです。結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい。その一端を担えたら。多様化といいながら、どこか窮屈な今の社会を"。
  • 「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

    発端は、若い頃の恋愛にあるかもしれない、と振り返る。 「高校から付き合っていた女性と、それぞれ別の大学に進学したんですけど、ある日のデート帰りに、彼女の表情が違った。『何かあるの?』って問い詰めたら、『好きな人がいる』と。彼女も、打ち明けたことでタガが外れたのか、そこでもうまっしぐら。連絡が途絶えがちになったころ、どうにも我慢ができなくなって彼女の大学へ行きました。当時は携帯もないですし、連絡は取れないから、突然。そしたら、ちょうど彼女が友達と3人で楽しそうにお喋りしていたんですよ。めちゃくちゃキャンパスライフを謳歌していた。で、ここで帰るわけにはいかないから、どうにかやり直してもらえないかなと言ったんですけど、彼女の手首には、僕とのペアウォッチではなくて、大きなオメガみたいな時計が。『好きな人にもらった』と言われて」 毎年クリスマスには、横浜のとある公園で、彼女にプレゼントを渡していた。

    「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
    songanman
    songanman 2022/12/07
    "ふかわは「敏感中年」を自認している。 こじらせ系と言ってしまえばそれまでだが、古典から現代まで、恋愛小説のテーマはこうした部分にあったはずだ。恋に悩んで、社会の欺瞞に苦しみ、孤独を深めていく青年"。
  • 「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

    「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
    songanman
    songanman 2022/12/07
    "でもそれ、『ミスターあわよくば』なんです。もう、私は、みんなに警鐘を鳴らしたい。その優しさは危険だと。一見優しさに見えるハンカチに、私は嫌悪感を抱いてしまうんです。……そういう乖離がずっとあった"。
  • 「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

    独身者は、世界的に増加傾向にある。 「生涯未婚率のようなものが、統計として発表されるのは仕方ないんですが、社会的に深刻な状況として角度を付けることに違和感があります。生物として種を残すこと、生命を維持することは大事なことですが、みんな結婚しましょう、産みましょうという圧が、現在社会においては、むしろ負の作用を及ぼすのでは。それぞれの生き方がある。みんなに一つの価値観を押し付ける社会は、時代錯誤です。そういう意味でも一人が当たり前なんだという意識を持つ人が、一定数いてもいい」 結婚はあくまでも選択の一つ。一人であることを意識したい、とふかわは言う。 近年、エッセイに書き続けているテーマも、こうした考えに基づいている。 「夫婦や家族といった社会的なつながりがあったとしても、それでも人は一人。それを個々に自覚することが、むしろ円滑な社会生活に繋がると思います。断絶を望んでいるわけではなく、相手に

    「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
    songanman
    songanman 2022/12/07
    "言い聞かせている部分もあるんですよ。こう言わないと、グラついてしまう。人って、言葉が本心じゃない場合があるじゃないですか。でもそう言うことで、自分の心の杖というか、柱というか、ある種、突っ張り棒"。
  • 「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

    現在、日において結婚をしていない男性は400万人以上。国内にとどまらず、未婚男性は世界中で増加傾向にある。そんななか、「未婚率の統計を、社会的に深刻な状況として角度をつけるのはいかがなものか」と指摘するのは、エッセイストとしても活躍する高学歴未婚芸人、ふかわりょう。ふかわは、人間はそもそも一人であること、それを意識の軸として生きることの大切さを説く。これはふかわの事実上の無婚宣言なのか。はたまた、強がりか。彼の言葉に垣間見る、こじらせ系独身男性の音とは。(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル特集編集部) ふかわりょう、48歳。 日で一番未婚が多いとされる層(40~60代)のど真ん中だ。 最近は、結婚について周りから聞かれることもめっきりなくなった。 恋愛は、人並みにしてきた。 結婚恋愛を切り離しているわけでもない。恋愛の先に結婚がある、そう考える実

    「結婚しなきゃと思わせてしまう社会の空気を、どこかで入れ替えたい」――「敏感中年」48歳、ふかわりょうの生きる道(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
    songanman
    songanman 2022/12/07
    "賃貸住宅での生活もずいぶん長くなった。マイホームも考えるが、そこに、伴侶や子どもたちといった家族のイメージがまったく浮かばない。そんな自分に、ハッとしたという"。