朝ドラこと連続テレビ小説「舞いあがれ!」第18週 では舞(福原遥)や貴司(赤楚衛二)や久留美(山下美月)の幼馴染たちが27歳になってそれぞれの道が開かれていくなかで、久留美の縁談が哀しい方向へ――。 3人のなかで久留美ばかり苦労が絶えないように見える。それでも父・佳晴(松尾諭)のことを大事にする姿は健気過ぎて見ていて涙が出る。 朝ドラではたいていお父さんはクズか神格化されるか両極端だが、今回、佳晴のような人物を描いた意図を制作統括の熊野律時チーフプロデューサーに聞いた。 望月佳晴とは? 主人公・舞の幼馴染の父で、ラグビーの実業団の名選手だったが怪我で引退。その後は定職につかず、妻は出ていき、残ったひとり娘・久留美と肩寄せ合って生きてきた。一時期、久留美の稼ぎに頼ったことも……。 第83回では娘の婚約者の母の理不尽な対応に思わずタックルして、SNSではいかがなものかという声もあがった。 『ふ