サブスクリプションビジネスが日本で注目を浴びたのは2017年〜2018年頃のこと。「所有から利用へ」「ダウンロードからストリーミングへ」といったコンセプトとともに、動画や音楽などのデジタルコンテンツが隆盛し、2019年には流行語大賞にノミネートされるなど、一気に知れ渡りました。 この記事では、日本におけるサブスクリプションビジネスの展開について振り返り、ビジネスモデルの類型や、個々のサービスの正否を左右する条件、サービス進化を支える決済の仕組み、今後の進化の方向性について考えていきます。 「会員制」「定期購入」を軸とするサブスクリプションビジネスの3つのフェーズ サブスクリプションビジネスが普及した今日から振り返ってみると、消費者の自宅に薬箱を無料で設置し、定期的に訪問して使用した薬の代金を集金し、新たな商品と置き換える「富山の置き薬」もモデルの一つとして捉えられるのかもしれません。ただし
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