飯田 展久 日経ビジネス編集長 日本経済新聞の大阪・社会部で記者人生をスタートし、東京・流通経済部で流通業界を広く担当する。インドネシア・ジャカルタ支局などを経てデスク・部長を務めたのち、2015年4月から現職。 この著者の記事を見る
まずはこちらの映像をご覧ください。これは、ファンタジー・スポーツ「ドラフトキングス」(DraftKings)の参加者が、優勝賞金100万ドル(約1億2000万円)を手にした瞬間のものです。 恐らく日本では「ファンタジー・スポーツ」と聞いてもピンと来ない方が大半でしょう。ファンタジー・スポーツとは、自分がプロスポーツ球団のGM(ゼネラルマネージャー=選手獲得の最高責任者)になったつもりで好きな選手を集めて“空想(fantasy)の最強チーム”を作り、相手チームと“対戦”するというものです。 ファンタジー・スポーツのユニークな点は、その“対戦”方法です。実在する選手を集めてチームを作るのですが、その選手のシーズン中の実際の成績が連動し、野球なら「ホームランを打ったら1ポイント」「三振を奪ったら1ポイント」といった形で得られるポイントの合計で勝負するのです。 ですから、実際に活躍しそうな選手を見
今回のテーマは、……。男と女の違い、…違う。性とは何か? ううむ、硬い。う~ん、なんだろう? 「“男”でいることの生きづらさ」かな? まっ、そんな感じの、数年前から何回か取り上げている「男性問題」についてです。 念のため、毎度のことながら断っておきますけど、男性問題は、私の男関係のいざこざではありませぬ。「男性差別」と呼ばれることもある、男性への“イメージ”から生じる、いわばジェンダーに関する問題ですので、あしからず。 まずは、こちらの写真をご覧いただきたい。 マッチョなボディーに、端正な顔立ち。どこか育ちの良さを感じさせる、ソフトな笑顔――。 実はこの男性、先週行われたカナダ総選挙に勝利した自由党の党首、ジャスティン・トルドー氏。ルックスのみならず、政治家としての評価も高い、43歳の若き首相だ。 といっても、勝利の喜びから上半身裸でガッツポーズを取ったわけじゃない。トルドー氏が2012年
ラグビー日本代表が南アフリカ代表に勝利した。 試合は、最後の10分ほどしか見ていない。ツイッターのタイムラインでのおっさんたちの大騒ぎに煽られてあわててテレビをつけた結果、なんとか、試合終了間際に間に合った次第だ。おかげで、奇跡の逆転劇の総仕上げの部分を、リアルタイムで目撃することができた。ここ数年で見たスポーツ中継の中で、最高の場面だった。素晴らしかった。柄にもなく感動した。感動という、大嫌いな言葉を使わないと説明できないもの。それが感動だ。 感動した。 スポーツ観戦の素晴らしさは、自分では何ら努力を傾けたわけでもないのに、時おり、巨大な達成感を味あわせてくれるところにある。 「やったぁあああ」 と叫ぶ時、私たちは、「チームの勝利を祝福する観客」の地位から一足飛びに出世して、いつの間にやら「勝利者そのもの」に変身している。 「どうだ見たか」 と、右の拳を天に突き上げながら、ファンは、ほか
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