下巻に入って7章のサポートベクトルマシン(Support Vector Machine: SVM)を実装してみます。SVMに関しては、有名なSVMのライブラリ(libsvm)を使ったことがあるだけで、アルゴリズム詳細はPRMLで初めて学習しました。なので変なことを書いていたらコメント欄で指摘してもらえると助かります。 まずは、一番簡単な線形SVMを実装してみます。今までと同様に直線(超平面)でデータが完全に分離できる場合です。PRMLの7章には特に説明がありませんが、カーネル関数に下の線形カーネル(データのただの内積)を用いた場合に相当するようです。このカーネル関数を多項カーネルやガウシアンカーネルに変更すると線形分離不可能なデータも分類できるようになるとのこと。非線形SVMは次回ためしてみます。 まず、SVMの識別関数は、式(7.1)で表せます。 今までと違ってバイアスパラメータをまとめ
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