1945年7月16日、米国ニューメキシコ州アラモゴードで、人類初の核実験が実施されました。 このとき、当時の人達にはまだその存在を発見すらされていなかったある物質が生成されていたようです。 米国ロスアラモス国立研究所の研究チームは、トリニティ実験の跡地から、核爆発で形成されたと考えられる、これまで知られていなかった二十面体準結晶を発見したと報告しています。 準結晶という単語に馴染みのない人も多いかもしれませんが、これは一見3次元空間では実現不可能に見える、高次元的な特殊構造を持つ結晶です。 研究の詳細は、2021年5月に科学雑誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に掲載されています。 Discovery of new material could someday aid in nuclear nonproliferation(Los Alamos National Lab) https: