会社と従業員との間では、不当解雇だとか、賃金未払だとか、セクハラだとか、まあいろいろな問題が起きるわけだが、私は、多くの場合、会社サイドで相談を受けて、交渉や裁判を引き受けたりする。そして、労働事件に限らず、どんな紛争でも、当事者がいて、相手方にも弁護士さんがついたり、それで交渉したり裁判したりすると、裁判官が登場したりするわけだけど、この手の問題には、他の事件では絶対に存在しない役者が登場する。それは、労働組合。 昔は、労組といえば、左翼思想の企業内労組だったわけだが、最近は、左派主導であることは代わり映えしないけど、一般労組とか外部労組とかいわれる、企業の外部にあって、一人で加入できる労組が増えていて、これには、労組のない会社はもちろん、企業内労組の組合員でも加入は可能(例外もあるみたいだけど)。多くの場合、名前の最初の方が「全国」とか「首都圏」とか「東京」とか「統一」とか「一般」とか
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