挟まれた過去は今の思い出と、共に未来を芽吹かす糧となる。 五巻から続き、八巻を印象に残る折り返し地点としつつも長きに渡った「二年生編」はこの巻をほぼ使い切る形で終了します。 バレンタインデー、卒業式、クラスの打ち上げ会、一年生の時に縁があった・なかったイベントもそれぞれ前後編に分けてしっかりと描かれ、一旦の終わりにふさわしい巻に仕上がったことは間違いないでしょう。 それでいて「三年生編」の幕開けであるクラス分け回までを収録することで、新たな希望となる十三巻へと続いていく、そんな十二巻です。 帯のキャッチコピーが「モテ出した!?」だったり、裏表紙の理想と現実シリーズの主題になっているのが今までの主人公「黒木智子」ではなく「内(うっちー)」だったり、表紙裏が喪女の豆知識シリーズではなかったり、と細かいところで従来路線である「喪女」テーマからの完全なお別れが見えてきます。 実際に、ここからは作品
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