肝炎対策は日本でも課題ですが、他の先進国でもそのコントロールの努力が続けられています。 B型肝炎にはワクチンがありますが、C型肝炎にはまだワクチンがありません。 このため、拡大を防止するためには、モニタリングと迅速対応が重要です。 Medscapeの記事から。 2000年前後から、先進国で特定のリスク層において性感染ルートでHCVが拡大しており、サベイランスにおける早期探知、アウトブレイク対応などが紹介されています。 これを受け、オランダのアムステルダムでは、2007-2008年にかけて、性感染症クリニックを受診した3125人(うちMSM689人)を対象に、HIV,HCVについて調査。 陽性の場合はウイルス量の測定と遺伝子学的な分析を行っています。 この結果、HIV陰性MSMでは532人中2人(0.4%)がHCV陽性で、HIV陽性MSMでは157人中28人が17.8%となっていました。 H
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