JR東日本千葉支社は11日、京葉線の強風対策として、潮見(東京都江東区)―葛西臨海公園(同江戸川区)と、二俣新町(千葉県市川市)―南船橋(船橋市)間の2区間計約12キロについて、横風を防ぐ柵を設置すると発表した。 同支社は、2012年の完成後、強風による運行中止が半減すると見込んでいる。 同支社によると、沿岸部を走り、高架線路となっている京葉線は強風の影響を受けやすく、昨年度は、運行中止の基準となる秒速25メートル以上の強風が約70回観測され、運行中止は10回、延べ約40時間に上った。遅延などを含めれば延べ約42万人に影響が及んでおり、強風対策が急務となっていた。 これまで秒速25メートル以上の風が特に多く観測されている橋6か所に防風柵を設けていたが、新たに2区間に設置する。観測データに基づき、潮見―葛西臨海公園間には山側と海側の両方、二俣新町―南船橋間では海側に、高さ約2メートルの柵を設