行政がお見合いを仲介−。佐賀県武雄市に1日、結婚したい男女を引き合わせて縁結びをする「お結び課」が誕生した。公募で採用された課長が、お見合い相手を探して回る地域の“おせっかいおばさん”の役を引き受ける。 婚活パーティーなどイベント開催の取り組みは各地にあるが、同課の主な業務は、独身の男女に合いそうな相手を紹介する「マッチング」だ。 課長は非常勤で基本給が月額約8万2千円、成婚1組につきプラス3万円の歩合制。面接などを経て、全国の応募者33人の中から同市武内町の古川英明さん(67)が選ばれた。古川さんは長年区長を務め、地元で多くのカップルの仲人をしてきた経験があるという。 平成17年の国勢調査によると、同市の生涯未婚率(50歳時点)は男性約15%、女性約6%。危機感を持った樋渡啓祐市長(40)が発案した。 すでに市民から「わたしにも縁結びをお願いしたい」と問い合わせがあるという。果たして、年