地中の腐敗した死体を検出する新しい技術が開発され、コンクリートの下に埋められた他殺体も容易に発見できるようになる可能性があるという。 米国立標準技術研究所(NIST)の研究者らによると、このデバイスは死体の埋められた土の上部や付近の空洞から採取した微量のニンヒドリン ninhydrin反応性窒素(NRN)を検出するもので、気化したNRNを検出できる唯一の装置であるという。これまでNRNの検出には、土壌サンプルからの溶剤抽出という手間と費用のかかる工程が必要であった。気体サンプルは小型のプローブを地中に挿入して採取する。 このデバイスを用いれば、厚いコンクリートの下にある死体であっても、ドリルで小さな穴を開けてプローブを挿入すれば、地面を掘らずに発見することが可能であり、「法医学調査において、隠された死体を発見するのに有用なツールを提供するものである」と、研究著者のTara Lovestea