後ろ脚の片方が欠損したツチガエル(北九州市提供) 北九州市を流れる板櫃(いたびつ)川沿いの親水広場「水辺の楽校(がっこう)」(同市八幡東区高見)で、片脚のないカエルが大量に見つかっていたことがわかった。市は現場の水と泥を採取して成分を分析しており、来月には専門家による検討委員会を設け、原因を究明する。原因がわかるまでの間、住民の広場への立ち入りは禁止する。 市によると、6月9日に市民から「片脚のないカエルを見つけた」と連絡があった。11日に現場を調査したところ、7匹捕まえたツチガエルのうち1匹の後ろ脚の片方がなかったという。市立自然史・歴史博物館にも別の市民から情報提供があり、5月半ばに同じ場所で90匹のツチガエルを捕まえたところ、45匹の後ろ脚の片方が同様に欠けていた。欠損部はむき出しではなく、すべて皮膚で覆われていたという。 市は、現場付近の水質調査を定期的に実施しているが、今年