夢は『ぷよぷよランド』だった 上場を狙っていたそうで、 「そのためには自社株を増やさなきゃいけないから、現金で株をどんどん買わなきゃいけない。自分の給料は普通の人の年収並み。とにかく株と人を増やすことばかり考えていた」 とにもかくにも上場を信じて突っ走っていたけれど、当然ながらそれには下心も夢もでっかくあった。 「上場したら、ひょっとすると数百億円もの収入があるかもしれないから、それを財源にして、ディズニーとか大好きだから『ぷよぷよランド』を作ろうかなと思って。図面も作ってたんですけどね。そのためにも人が必要だから。それで人を雇い過ぎちゃったのが……。従業員数はその頃マックスで400人ですよね。反省してる」 しかしその後、ヒット作に恵まれず給料を払えなくなって1998年に倒産。負債総額90億円!! 「上場しようと思わなければたぶん、転ばなかった気がしますね。社員をあそこまで増やすこともなけ