ひどく私的なことなのだが、何も用事がない休日は近所の小学校に娘を連れていくことが多い。何のことはない。校庭が遊び場として開放されるからだ。 東京都江戸川区にあるわが住まいの近くには、子供が思いっきり走り回れるような公園などが少ない。バットで思い切りボールを打ったり、手加減抜きでサッカーボールを蹴り上げたりできるような場所となると、皆無といってもいいくらいだ。 小学1年生の娘はボール遊びが三度の飯よりも好きで、父親と走り回れる休日の校庭開放を心待ちにしているらしい。用事があったり、雨が降ったりして「計画」が実行できなくなるとひどく不機嫌になり、こちらは閉口する。恥ずかしながら泣きわめく時もあるくらいだから、子供なりに真剣な思いなのだろう。 そんな娘が先日、大荒れに荒れた。時間は午前9時過ぎ。当日の天気は快晴で、サッカーボールとバットとバドミントンラケットと水筒を抱えて、準備は万端。いつもはい