以下の内容は書こうか書くまいか悩んだけれど、やはり書いておこうと思う。 井上智徳氏の漫画『COPPELION(コッペリオン)』は「お台場に建設された新都電力台場原子力発電所が地震によるトラブルでメルトダウンを起こし、都内全域が放射能汚染されてから20年が経過した」という舞台設定を持つ作品だ。タイトルの『COPPELION』とは『COPPELIA(コッペリア・動く人形の意)』と『ION(イオン)』を繋ぎ合わせた造語で、『放射能の抗体』を持つ様に創られた主人公達人造人間の事を指す。主人公達の目的は汚染された東京で生存者を救出する事だが、コッペリオンという呼び名には「彼等は人間ではなく、使い捨ての人形である」という意味が込められている。 何事も無ければ5月に第10巻が刊行予定で、震災発生前にはアニメ化も決定していたそうだが、震災後の福島第一原子力発電所の事故を受けて今後の展開は不透明な状態だとい