JR岐阜駅前に立つ金ピカの信長像=岐阜市信長にちなんだおみやげ=岐阜市信長をモチーフにしたゆるキャラ「のぶさま。」=岐阜市 鵜飼(うか)い、金華山のイメージが強い岐阜市が、新たに「織田信長ブーム」を仕掛けている。だが、なぜ今、信長なのか。「ピンと来ない」と話す市民も少なくない。英雄待望論、岐阜の立ち位置の象徴……。識者らからもさまざまな意見が飛び交う。 ■「英雄待望論」「家康になじみ」 「黄金バットみたい」「鉄砲を持っているのはけしからん」……。昨秋、JR岐阜駅前に地元経済人らが3千万円の寄付を募って建てた金ピカの信長像を巡り、市民の間で賛否が絶えない。 岐阜市では、37種類もの信長のおみやげを発売したり、昨春には市役所内にプロジェクトチームを発足させたり、1567(永禄10)年から9年間、信長が拠点・岐阜城を構えた岐阜の売り込みに懸命だ。細江茂光市長の思いは「信長は『楽市楽座』で商