退職後に必要となる資金をどのくらい用意していますか? ビジネスパーソンに聞いたところ、平均金額は516万円だったが、「まったく準備ができていない(0円)」という人が44.3%に達していることが、フィデリティ退職・投資教育研究所の調査で明らかになった。20代男性の58.2%が「0円」と答えたほか、年収300万円以下でも57.1%が全く準備していないようだ。 また退職後の生活資金(公的年金以外)として必要な金額を聞いたところ、平均金額は2989万円。年収別に見てみると、年収300万円以下では2554万円、300万円~500万円で2830万円、500万円~700万円で3049万円、700万円~1000万円で3441万円、1000万円~1500万円で4101万円、2000万円以上で7188万円と大きな差が出た。「よく『退職後に必要な生活費は月額35万円』といった一律でその金額を議論することがあるが