1月末、南仏リゾート地のカンヌで恒例の音楽業界の年次イベント「MIDEM(Marche international du Disque, de L'Edition Musical et de La Video Musique)」が開かれた。4大レコードレーベルをはじめ、音楽業界の関係者が集う世界最大の音楽見本市だ。テーマは今年もデジタル。だが、暗いトンネルの終わりはまだ見えてはいない--そんな雰囲気のまま、5日間の会期を終えたようだ。 MIDEMで最大の話題となったのはデジタルだ。まずは初日の1月27日、ベンチャー企業の米Qtraxが合法、無料の音楽ダウンロードサービスを大々的に発表し話題を振りまいた。携帯電話メーカー英Sony Ericssonも音楽配信事業本格化に向け、Sony BMG、Warner Music Groupなど10社と提携したことを発表した。同社は今後、自社音楽サービス
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