ここでは、フリーのエンコーダー、HandBrakeを使ってDVDやBlu-rayディスクから主にiPadやiPhone、Android向けの動画を作成する方法を解説する。FFmpegではなく、HandBrakeを使う一番の利点は、ディスクの構成を自動的に解析してくれる点である。ただし、内蔵されているFFmpegのバージョンは最新ではない場合が多いので、単一動画ファイルを別の動画に変換する場合は、FFmpegの方が簡単であり、高品質になる場合がある。ディスクにはプロテクトはかかっていないものとする。 ここで目指すのは、iPadぐらいの小さな画面とスピーカーで再生したとき、十分に鑑賞に堪えられる動画を作ることである。iPadの記憶容量には限りがあるので、1つあたり500MBから1GB程度を目標とする。 一方、エンコード時間は問わないことにする。すなわちどんなに時間がかかってもコンパクトで高画質