電子メールはISO-2022-JPで符号化するというのが、インターネットで日本語をやり取りするようになってから長く続いてきた習慣でした。しかしISO-2022-JPでは使える文字が限られていて、問題があります。現代日本の文字にちゃんと対応するには、JIS X 0213の文字に対応する必要があるのです。 で、細かい背景や議論は拙著『プログラマのための文字コード技術入門』の第6章を参照していただきたいのですが、結論からいうと、ASCII + JIS X 0208の組み合わせで済む場合はISO-2022-JPで、それを超える範囲の文字(JIS第3・第4水準とか)を含む場合にはUTF-8を使う、というのが、最も受け入れられやすそうに考えられます。異論もあるかもしれませんが、ここではそういうことにしておきます。 この方針は、Emacs上のメーラのMewで実現できます。Emacsでは既にJIS X 0