ある方に「寺田さん、ブログで書評を書かないんですか?」と聞かれました。 「いや、書かないんじゃなくって、書く能力と覚悟がないだけです。」・・・というのが私の答え。 書評って「書籍を評価する文章」のことですよね? この「評価」ってのがスゴク難しいと思うんですよ。2つの意味で。 まず、「評価」という作業の能力的・技術的な難しさ。 評価するには「評価軸」が必要です。軸のことを「規準」と呼びます。その軸に打ってある目盛り、あるいは「目盛りを打つ根拠・ポイント」のことを「基準」と呼びます。 この規準と基準をどう作るのかで、書評の価値が決まります。 まぁ、素直に考えれば『著者がその本に書こうとした狙いは達成できているか?そして、それは社会的にどういう価値があるのか?』で評価しなければならないはずです。 つまり、著者が目指したゴールから、その本を見なければならない、と。 ということは、書評をしようと思っ