マイクロOLEDドライバーICまで内製 Appleチップだらけの「Vision Pro」:この10年で起こったこと、次の10年で起こること(83)(1/4 ページ) Appleが2024年に発売した「Vision Pro」を分解した。Appleは、自社製品に使う半導体の内製化を進めていて、その範囲はディスプレイドライバーICにまで及んでいることが明らかになった。本稿の最後には、同年5月に発売された「M4」プロセッサ搭載「iPad Pro」の分解の結果も掲載している。
初のAppleシリコン「M1」を搭載したMac製品の性能は高く評価され、売れ行きも好調と見られています。このAppleシリコンの基盤であるARMアーキテクチャにAppleがいつ頃から取り組み始めたのか、そしてM1 Macの性能がなぜ優れているのかについて、Appleの元エンジニアがツイートしています。 AppleはISA設計のためにARMと提携した 元Appleのカーネルエンジニアであるシャック・ロン氏がTwitterで、M1チップについて語っています。 会話のきっかけとなったのは「M1が高性能なのはARMとはまったく無関係だ。優れているのはキャッシュだ」という投稿です。ロン氏はこの投稿に異論を唱えるとともに、その理由を説明しています。 「この前提は間違っている。ARM64はAppleの命令セットアーキテクチャ(ISA)であり、Appleのマイクロアーキテクチャプランを実現するものだ。Ap
85万コアを搭載した世界最大のプロセッサを、Cerebrasが発表しました。このプロセッサはTSMCの7nmプロセスで作られており、2兆6千億個のトランジスタを搭載しています。 自社の記録を塗り替え Cerebrasは現在、40万コア、1兆2千億個のトランジスタを搭載する深層学習プロセッサ「Cerebras Wafer Scale Engine(WSE)」を販売しています。今回、Hot Chips 2020で発表された新型プロセッサ「第2世代WSE」はそれを大幅に上回るものです。 Tom’s Hardwareによれば、第2世代WSEのダイサイズは、NVIDIA A100(826平方ミリメートル)の約56倍とのことです。そのため、プロセッサ単体での大きさもラップトップPC並に巨大だと、同メディアは伝えています。 プロセス微細化でコア数、トランジスタ数が増加 第1世代WSEは台湾TSMCの16
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