北朝鮮が、米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」に対する非難を強めている。演習の時期に限らず、北朝鮮は年がら年中、米韓軍を主敵として口撃しているが、実際に闘う部隊である朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の本当の敵は「米帝(米国)」でも「南朝鮮かいらい軍部(韓国軍)」でもなかった。 性上納の強要も北朝鮮では、なし崩し的に市場経済化が進んでいるのに伴い、食糧事情が改善してきた。しかし、軍隊は閉鎖的な集団だけに市場経済化の流れから取り残され、少なくない兵士たちが栄養失調に苦しんでいるとされる。つまり、北朝鮮軍の本当の敵は「飢餓」であると言うことができるのだ。 (参考記事:兵士の月給はたった9円…金正恩氏の「腹ペコ軍隊」は餓死寸前) このような背景から、飢えに苦しむ兵士たちが協同農場を襲撃し、農作物を略奪する事件が頻発。地域住民からは「あんな土匪(馬賊)みたいなやつらを使って一体どんな戦争
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