7月某日 北イタリア・パドヴァ 先日、日本から持って来た岩合光昭さんの猫番組の録画を見ていたら、どこかの国の港で、周りに馴染めずに悉くいじめられてしまう猫というのが映っていました。どこぞの地域からひとりで迷い込んできて、まだ周りにその存在が認められていないのだと波止場の親父は言っていましたが、そういえばうちの前の川でも、生まれたアヒルの子供の集団からあぶれている一匹がいて、アンデルセンではありませんが、皆と一緒になろうとすると「こっちくるな!」といじめられているのを見た事があります。 動物達の生態のそんな断片を見ていても、いじめの心理というのが人間特有の後天的に身に付けた心理ではなく、本能レベルのものであることがよくわかります。 うちの子供も海外の現地校を点々とし、時にはやはりクラスのジャイアン的な存在にいじめられたりもしているのを見てきましたが、人間の場合は精神性の生き物ですから、それぞ