日本の「言論NPO」と中国日報社がこのほど行った共同世論調査によると、相手国への印象について、日本人の90・1%、中国人の92・8%がともに「良くない」と答え、2005年の調査開始以来、9割を超え「過去最悪」となったことがわかりました。 「良くない」理由として双方ともに領土問題を挙げており、日本の尖閣諸島購入を巡る一連の出来事や反日デモなどがお互いの感情に悪影響を与えていることがわかります。 昨秋の反日デモ以降、数か月の間、北京や上海に住む私の日本人の友人たちは、町中で中国人から何度かこんなことを聞かれたといっていました。 「釣魚島(尖閣諸島)は誰のものだと思うか?」ときには質問ではなく「あの島は中国のものだ。日本が中国から奪い取ったんだ」と一方的に断言して立ち去ってしまう人もいたとか。 でも、上海の大学院に通う私の後輩はこんな話を聞かせてくれました。反日デモから間もない頃、大学の近くにあ