見えてきた「次の形」 6月7日深夜(米・太平洋時間の同日午前10時)から、アップルの年次開発者会議「WWDC」が開催されている。基調講演で発表された今年の方針から、アップルが目指す「次の形」が見えてきた。早速、解説していこう。 新製品の発表がなかったことで落胆した、という人もいるようだが、もともとWWDCは「開発者会議」であり、ハードウエアの新発表があることのほうが珍しい。基本的には、秋に公開される「新OS」の機能と、それにともなう開発環境について、開発者への周知を進めるためのイベントととらえたほうがいい。 したがって、今回もMacからiPhone、Apple Watchまで、各機器に対する新OSの新たな機能を中心に発表された。その方向性を一言で示すなら、「デバイス内処理とプライバシー」だ。 機能強化された「FaceTime」 アップルは自社の製品で、共通のOS基盤とネットワークサービスを
![「WWDC詳細」速報!アップル最新OS「進化の方向性」を読み解く(西田 宗千佳)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/08d0d3cc9bcb4f07ecd396af7806455f4a75081a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F7%2F1200m%2Fimg_27ee4762a2a591637523ea159e27eb1a60738.jpg)