いろんな意味でそう思う今日このごろ。 先月Google I/O基調講演で一番衝撃だったのは、サンダー・ピチャイがAndroidをグーグルの未来と位置づけたことです。これでAndroidはスマホ&タブレット事業の中核というだけじゃなく、同社がこれから向かう「端末がつながるIoT」(同氏)の時代でも中核であり続けることがはっきりしました。氏が思い描いているのは、渋滞から心拍数までハードで追跡し、それをグーグルのOSが一手に統合する世界です。 その意味するところは何なのか? 少しわかりづらいので読み解いてみますと、要するに世紀の変わり目にWeb 2.0の一時代を画したデータカンパニーが、OSの巨人に脱皮を図るということです。過去にもこれと同じことはあった。また同じことは起こる、というわけですね。 マスのOS 前世紀の終わり、マイクロソフトは人気絶頂のOS「Windows」でパソコン市場に独占体制