数年前までは注目の製品だったネットブック。タブレット端末や超薄型ノートPCが次々と登場する中、人気は年々衰え、2015年以降の出荷台数は、ついに実質的にゼロになる見込みだという。 ネットブックはつい数年前まで、最先端をいく注目の製品だった。既存のノートPCと比べて搭載機能や性能が多少劣るにもかかわらず、小型化と低価格化の実現によって消費者を引き付け、ノートPCの勢いを奪っていった。当時、PCメーカー各社によるネットブックの販売台数は、1年間当たり数千万台に達している。 しかし、タブレット端末が台頭すると、ネットブックの時代は過ぎ去っていった。米国の市場調査会社であるIHS iSuppliによると、ネットブックの世界出荷台数は、2015年以降には実質的にゼロになる見込みだという。 IHS iSuppliのコンピュータエレクトロニクス市場追跡リポート部門が発表した最新の予測によると、ネットブッ