2016年05月06日 15:31 百田尚樹「カエルの楽園」読了。政治的俺TUEEEE小説ですね。読んでてメタ・俺TUEEEE小説の「鉄の夢」思い出しました…。 鉄の夢 (ハヤカワ文庫SF) カエルの楽園 百田尚樹「カエルの楽園」読了。なんじゃこりゃあ…。ひさびさに「これはひどい」と呟いてしまったほどアレな小説で、ある意味アレ過ぎて面白かったです。内容がとてつもなく薄く稚拙で、一瞬で読み終えることができるので、立ち読みで簡単に読了することができます。内容はないよう…、と思わずだじゃれをかましたくなるほど薄いです。 内容をご紹介すると、侵略されても一切無抵抗の敗北主義的なカエルの国(この国は明らかにカリカチュアされた日本が投影されている)が侵略されて滅びるだけです。明らかに日本とタカ派的作者の姿が作中に投影されており、これってある種の政治的な俺TUEEEE小説なんですね。平和主義を国是とする