データの寿命をあらかじめ設定し、その時点で自動的にデータが壊れるメモリシステムを、中央大学理工学部の研究グループが開発した。記憶媒体にフラッシュメモリを採用したシステムで、SNSに使えばプライバシー保護のための「忘れられる権利」を実現するとしている。 新システム「Privacy-protection Solid-State Storage(PP-SSS)System」は、フラッシュメモリに保存されたデータを、ユーザーが決めた時点で自動的に壊し再現不能にする仕組み。中央大理工学部の竹内健教授のグループが開発した。 フラッシュメモリのエラー確率が高い精度で予測できる特徴を利用し、データをメモリに書き込む時点で、寿命に応じた所定の数のエラーを意図的に注入。指定した時点でデータを壊し、誤りが訂正できないようにする。データを意図的に誤るように制御する仕組みのため、メモリデバイス自体は物理的には破損し
フラッシュメモリ死亡...なんて危機が、昔話になってしまうかも。 フラッシュメモリは速くて安定していますが、欠点がないわけじゃなりません。たとえば、何度も何度も書いたり消したりしているうちに「摩耗」する傾向があったりします。 でも、そんな問題に対処できる技術が登場しました。これによって、従来のものよりはるかに長持ちする自己回復型NANDフラッシュメモリが実現するかもしれません。 この技術は、台湾で「NOR型フラッシュメモリ」や「NAND型フラッシュメモリ」を製造するマクロニクス社が、後者を長持ちさせるためのカギとして熱に着目したところから開発されました。メモリを華氏480度(摂氏約249度)前後で数時間焼くと、寿命を伸ばせるのです。ただ、長時間焼く処理が非現実的なのが問題でした。 マクロニクスではより現実的な方法を模索し、超高温ヒーター搭載チップを開発しました。チップ全体を焼くのではなく、
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