米アップルは30日、取引先の部品メーカーなどに勤める従業員が新しい技能や知識を学べる機会を増やすため、5千万ドル(約60億円)の基金を設立したと発表した。国連機関や教育専門家と協力する。 来年までに、世界で10万人以上の取引先の従業員がプログラミングやロボット工学などの学習機会に参加する見込み。プログラミングのコースは米国、中国、インド、ベトナムで始める。日本での開始時期は未定。 アップルは2008年から、新たな技能やリーダーシップなどを習得する機会を提供。プログラミングを学んだ従業員が開発したアプリが、現場管理の改善に活用されている例もあるという。