iPadのアプリをコンパス代わりにしていた船がフェリーと衝突して沈没する事故が起きていたことを、イギリスの海難調査委員会が発表しました。 Wi-Fiが切断しフェリーにクラッシュ 昨年5月、34歳のイギリス人船乗りデヴィッド・カーリン氏は、第二次世界大戦中に訓練船として使われていた50フィート(約15メートル)の木製の船を操縦する際、iPadのアプリをナビゲーションとして使用していました。カーリン氏は船を売却したいと考えており、査定のためにグリムズビーからハルまで航海する予定だったようです。 しかしiPadのWi-Fi接続が切断され、船の正確な位置がわからなくなってしまいました。船にはコンパスがなく、iPadにナビを頼りきりだったため、巨大な貨物船が行き来するハンバー川の主要航路に入り込んでしまいます。船は貨物フェリーに衝突し、沈没しました。 カーリン氏はメーデー・コール(遭難信号)を出し、